ここはH#
まず、我が子の入学式を優先することは、別段何の不思議はありません。当たり前でしょそんなの。自分の子どもの、たった一度の入学式なんですから。というか、逆に先生が自分の息子の入学式を優先しないとしたら、そっちの方が「え、親としてどーなの?ぼくが子どもなら、入学式出てほしいけど…」と思ってしまいます。
えらいオジさんが「欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか」と憤慨しているようですが、そんなことは別に新入生も「へー、担任の先生のお子さんも、今日入学式なんだ。子どもいるんだね」で終わる話でしょう。次の日からは普通に授業が始まるわけですし、初日にいようがいまいが、それが今後の大問題になるとは到底思えません。
「欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか」という言葉は、子どもたちが持っているである(そして持つべき)「人間としての寛容さ、柔軟性」を見くびっているように聞こえます。そして、こういうことを大人が言えば言うほど、子どもたちは「私たちの気持ちを考えないのか!」という自己中心的なモンスター消費者に近づいていくのでしょう。